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クリアファイルから「ペーパーファイル」へ

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クリアファイルから「ペーパーファイル」へ

 

なぜ?今ペーパーファイルを開発したのか

SDGsという言葉が一般的になる前から、私たち印刷会社にとって環境問題は大きな課題でした。

「森林認証紙の活用」

「非木材紙の活用」

「水なし印刷の設備」

「植物性インキ利用」

など、印刷会社として環境対応印刷に取組んできましたが、これら「環境に良い方法を選ぶ」という段階から一歩踏み込んで、「当社に製造可能な環境に良い製品はないだろうか」ということを探し始めました。

そこで、まずはじめたのが、紙製クリアファイル「ペーパーファイル」です。

クリアファイルではダメなの?

数枚の書類を挟んで整理したり管理するのに便利な「クリアファイル」。

ビジネスシーンでもたいへん重用され、汎用品・オリジナル品ともに、無くてはならないアイテムです。

しかしこのクリアファイル、これまでの主な素材が樹脂製であることから「エコ(環境負荷が少ない)」かどうか、という面では様々な意見がありました。

「クリアファイルを紙製で作ったら」という取組みは、それに対するひとつの答えです。

ペーパーファイルのメリット

「ペーパーファイル」となることで、廃棄時の再資源化による環境負荷の低減、オリジナル印刷を施す場合のコストなど、いくつかのメリットが生まれます。

東洋紙業のペーパーファイルは、素材用紙に「森林認証紙」を使用いただくことを推奨していますが、非木材紙なども対応可能で、抗菌・抗ウイルス加工にも対応できます。

クリアファイルとペーパーファイルのトレードオフ

もちろん、紙製とすることで解決する問題もありますが、いくつかの要素はトレードオフとなります。

よくお声をいただくのは、紙製は樹脂製に比べて傷みやすいことと、中が透けて見えないこと。

まず、樹脂製に比べて紙製は保存性が高くありません。これは、用途に応じて使い分けていただくのが良いと考えています。

従来の「クリアファイル」も、一時的に使うだけで保存性が求められないケースでも多用されてきました。

例えば見積書を入れる封筒代わりなどです。

「なんでもかんでもクリアファイル」から「用途に応じてペーパーファイルとクリアファイル」を使い分けていただくことをご提案しています。

実際に、SDGsの取組みとして「ペーパーファイル」を積極的に活用される企業様が増えてきました。

ペーパーファイルの自由度の高さ

紙製ファイルは中が見えないという点については、いくつかの解決方法があります。

紙であるがゆえに穴あけ加工は容易なので、中の一部が見えるように窓をあけるという方法。

マドの形状を工夫すると楽しいデザインに仕上げることもできます。

紙素材をトレーシングペーパーにしたり、LIMEXなどの非木材紙の一部は半透明状にすることもできますが、コストがかかってしまいます。

いろんな方法が可能ですので、「目的」と「優先すべき特長」をコストと照らし合わせながらご要望ください。

最適な「ペーパーファイル」をご提案いたします。

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